何か虚しいな…◆qBMinamin.の岩崎みなみとヘッドホンと携帯デバイス等等ブログ
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Edition8を試聴する機会があったので軽く感想を書きます。
あくまでサラッと聞きなので触り程度のことしか書けませんが、ご了承を。 まず本体の質感は、良いといえば良いのですが、高級機種って雰囲気でもありません。 鏡面のハウジングは美しいですが、その他がちょっと安っぽい。 特にヘッドバンドの長さ調節の動きがぎこちなくて、もっとスムーズに動かないものかと思いました。 あの辺は外で激しく動いても緩み辛いようにしていたのかもしれませんが。 装着感はなかなか良いです、耳がすっぽり包まれます。 でもイヤーパッドは少し固めでした、ですが使い込んだらやわらかくなるような気がします。 音漏れが結構激しいです。 室内用ヘッドホンとして見ると少ないですが、ポータブル目的と考えると多い、それくらいのレベルです。 ただ、雑踏の中じゃ多少音量を上げても周りの音にかき消されると思います。 音の感想としては、フラットで綺麗で線が細くて、とても高性能な音だなというイメージを受けました。 低域はふくらみが少なくてあまり主張してきませんが、とても高解像度です。 他の帯域にしても非常に高解像度で、特に高域は硬くて透明度の高い音色が印象に残りました。 音場はULTRASONE得意のS-Logicが生きたのか、窮屈さはありませんでした。 このS-Logicのおかげでしょうか、音があまり耳に刺さらなかったのが好印象で、高域は伸びが良い割りにつやつやしていて、自分の聴いてきたヘッドホンの中では最も気に入った部類です。 また、音がごまごませずに綺麗に整頓している印象で、他の音がつぶれるといったこともありませんでした。 ヘッドホンで言うならHFI-780、イヤホンで言うならER-4Sがそれぞれ似ている音だなと思いましたが、やはりその両機種よりも総合的にレベルの高い音を出していると感じます。 HFI-780で気になっていた高音のかすれ、音数の物足りなさ、中域のへこみ具合は見事に無く、何をとってもEdition8が一歩優勢でした。 ER-4Sも透明度の高さでは負けていませんが、Edition8の方が若干落ち着いた高域で、駆動方式の差からか音に余裕が感じられました。 また、AH-D5000とも高域の質感が似ているような気がしました。低域の表現は全然違いますが。 もうポータブルようとしては贅の限りを尽くしたようなヘッドホンで、こんな音が外へ持ち出せると考えると買っても良いかなと思います。 ただ、不満を挙げるとすれば、低域が若干迫力不足だと言うところでしょうか。 弾力はあり静かな環境で聴くなら十分なのですが、外で使うには幾分量が少なすぎると思います。 音の広がりもやっぱり大型のヘッドホンに比べると分が悪いので、ポータブル用途も考えているならというのが購入の前提になるような気がします。 得意ジャンルはポップスでしょうか。 オケには少しスケール感が不足してますし、ロックだとサラサラ綺麗に流れすぎてちょっとノリが悪い気が…。 打ち込みがめちゃ上手いです、電子音を全て分離しきる分離度の高さ、キラキラ輝きながらも刺さらない高域、リズムよくテンポを刻む低域、強調はされて無いものの、つぶれることなく聴こえてくるボーカルもグッド。 外でポップス聴くなら、最高だと思います。 PR
Editionシリーズの最新作、Edition8が発表されました
とりあえず期待と不安が半々と言った所です 不安要素としては15万円という控えめな価格設定とポータブルヘッドホンだというところにあります Editionシリーズといえば純粋に音質のみを求め、価格や装着感、デザインなどは二の次な感じでしたが、今回は価格もそれなりに、装着感も大幅な向上を図っている模様です(デザインは好みの問題だけど、個人的には好き) それなりと申しましてもヘッドホンとしてみると非常に高級品な部類ですし、その上ポータブルヘッドホンともなると、前代未聞の価格です ATH-ESW10が5万円前後で出ると聞いたときは驚きましたが、これはその比じゃないですね 今回は大量生産によるコスト削減のおかげで割りと価格設定は控えめにできているようです もしE9クラスのものをこれぐらいの価格で提供できるようになったのなら単純にうれしい限りですが 次にポータブルヘッドホンだというところですが、スペックなどを見る限りE9から見劣りする部分は実はかなり少ないです 40mmドライバーを搭載できている点は同じですし、それどころかイヤーカップ内部はE9より広めの空間を確保できているとのこと 今回のコンセプトが空気感らしいので、E9より音場が狭くなったりこじんまりしてしまったという心配はなさそうです しかし、空気感を表現したいのならなぜ大型にしなかったのかいささか疑問も残りますけど… いや、でも、ポータブルヘッドホンの大きな欠点に音場の狭さがありますから、並みのオーバータイプのヘッドホンより空間表現がうまいポータブルヘッドホンができれば、それだけでちやほやされそうです それに加え、ultrasoneの魅力であるs-logicは、小型機に組み込んでこそその真価を発揮できると思います 室内専用機ですと、ヘッドホンのサイズや音漏れは気にしなくていいため、MDR-CD3000やHP-DX1000のような巨大なハウジングにしたり、開放型にしたりして広い音場を演出できますが、ポータブルだとそうは行きません 小さいながら広い音場を確保できるという点で、s-logicはもともと小型機向きのシステムだったのかも知れません そう考えると、ultrasoneのモデルがポータブル化するのは必然だったのかもしれませんね 小さくても音のスケールは大きく描けることはわかりました、が、もうひとつ心配なのはケーブルです 写真を見る限りじゃ貧弱そうなのです…その上自由に取り外しはできないという… 気軽にケーブルの交換を楽しめないのは残念です、もしケーブルの質が悪いと音質全体に影響しますので、ここはぜひ良い素材を使ってほしい! 他には、新技術の投入や音の更なる練りこみによって、より完璧な音に近づいたらしいE8 もしかするとこれは、はたしてE9を凌駕するヘッドホンなのでは…!という期待すら寄せられます 実際は、ポータブル向けなので音の味付けを変えてきそうですから、同一ベクトルでE8とE9は語ることができない機種になりそうな気もしますが… まあ何にせよ、一ヘッドホンとしても十分期待できますし、更にポタ機ともなれば非常にわくわくします 私が音にこだわりだした理由が、通勤時に良い音で音楽を楽しむためなので、このヘッドホンはまさに私のコンセプトそのものだとも言えます ポータブル環境にこだわる私がこのヘッドホンを買わないでどうするんだ! ってことで、おそらく買うだろうな~ あー、DX1000とかXB700は先送りかな…まあXB700ぐらいなら買ってもいいけど |
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