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何か虚しいな…◆qBMinamin.の岩崎みなみとヘッドホンと携帯デバイス等等ブログ
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 ダイナミック型ヘッドホンを世に初めて送り出した企業、ベイヤーダイナミック社の製品です 081020-214915.jpg

この会社のヘッドホンは個人向けのものよりも法人向けの商品が多く、モニター用ヘッドホンがすごく多いです 
その分、世間一般にはあまり名が浸透していない企業ですね 
さて、私が今回買ったのはまさにそんなプロ向け商品の一つ、DT990PROです 
数あるベイヤー製品の中でも特にベイヤーらしさが出ているヘッドホンと、中毒的な人気がある一品 
ビックカメラで値切り交渉の末、お安く売っていただきました 

箱は取り立てることもない普通の箱 
付属品は標準変換プラグのみです 
デザインなんですが、プロの現場用とあってか、非常に無骨で丈夫そう 
いかにもモニター用な風格を漂わせていて、一種の機能美を感じさせます 
装着感がかなり良く、ベロア生地のパッドはすごく耳当たりが良いです、ふかふかです 
ヘッドバンドも柔らかい皮製で、全く頭部が痛くなることはありません 
多少始めは側圧が強くて、長時間付けていると締め付けられるような痛みを伴いますが、これはしばらく使うと和らいでくるとのこと 
私の持ってるヘッドホンの中では、もっとも付けたときの感触が心地よいヘッドホンですね 
ヘッドバンドの長さ調節がやや厄介です 
音漏れは開放型なので激しいのですが、思っているほど漏れませんでしたね 
低音重視な音のせいかも 
あと、こいつは抵抗値が高めでなかなか音量がとりづらいです 
iPodなどのDAPに使用する場合ですと、相当音量は上げないとだめです 

さてさて、肝心の音質です 
これはファーストインプレッションなので、これから印象が変わることはあるでしょうが、とりあえず第一印象を 
これ、開放型か?と言いたくなるほどの量感の低音です 
結構深いところからズズズと伸びてきており、分厚くて重いんです 
ただ、音圧は無く、バチンと弾けるような低音ではありません 
厚みと全体の量感で聞かせるタイプの低音で、派手では無いのですが、深くまで落ち込むような暗い低音を聞くことが出来ます 
歯切れは良くないので、ギターなんかはちょっともたつく感じもしますが、太いベースは、これはこれでなかなか良いですよ 
打って変わって高音は、細くてとがってます 
針のように先が尖った、本当に細い高音が、耳をチクチクと刺激します 
剛毛の犬の毛を逆撫でしてる感じです、チクチク 
高音は軽い音なので、低音との調和がいまいち取れてません、モクモクと立ち込める黒い煙から針が出ているような、不思議な感じです 
シャリつきが気になるので、声の高い女性ボーカルだと突き刺さるような声になってしまうこともしばしば 
その分、男性ボーカルは力強さがすごいですが 
こんな感じで、重くて太い低音と軽くて細い高音を併せ持った、なんとも使いづらい機種です 
なんか刺激が強そうに思われるかもしれませんが、こいつはどちらかと言うとまったりした音ですね 
全体的にスローに音楽が流れる傾向があり、立ち上がりのよさ、エッジの切れ味は無いのだけれど、コントラストの強いダイナミックな鳴り方で、飽きさせずに音楽を奏でます 
音場も十分に広くて、空間の混雑感はありません 
ただ、開放型の割には中音あたりのヌケの悪さがやや目立つかな 
打ち込み、生演奏、どちらを聞いても力強い音楽を奏でてくれるのですが、高音が多い音楽だとちょっとシャリシャリし過ぎると思います 
ドンシャリなんだけどうるさくない、上品な音 
見た目の渋さと相まって、ドカドカうるさいヘッドホンが多い今日で、大人の余裕が楽しめるビタースイートな仕上がりだと思います 
多少音楽に迫力が欲しいのだけれど、ガチャガチャうるさいのもいやだというあなたにはまさにドンピシャなヘッドホンです
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