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何か虚しいな…◆qBMinamin.の岩崎みなみとヘッドホンと携帯デバイス等等ブログ
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K701ファーストインプレッション…

白が映えるかわいいヘッドホンです。
AKGはなかなかデザインのセンスがあると思います。
K240Sにしてもそうですが何か気品漂うデザイン…。
実際手に取るとプラスチック丸出しで安っぽいのですが、眺める分にはとてもよいものだと思いますよ。
先日レビューしたATH-W1000はいかにもな高級オーラをプンプンさせてましたが、こちらは素材よりもデザインの良さで勝負してるみたいです。
付属品には、ミニ変換プラグと専用スタンド(こちらも手に取るとプラスチッキー)が付いてきます。

装着感は悪いです。
ヘッドバンドが硬くて、変な出っ張りが頭をガシガシ痛めつけてきます。
場合によっては5分以内に痛みを覚え、ヘッドホンを外した後も痛みが続いたり…。
タオルをはさむなどして対策を取る必要がありそうです。
側圧は特に文句ありません。

ケーブルは柔らかいゴム質のケーブル。
相変わらずAKGのケーブルは取り回しが良い、とても扱いやすいです。

音量は取り辛いです。
iPodに刺したら7割くらいでちょうど良い程度でしょうか。
ER-4S位音量が取り辛いです。

遮音性、音漏れ度は、ひどいものです。
びっくりする位音漏れします、手持ちでは最悪なクラスです。
SR325iも音漏れはひどいですが、SR325iはドライバと耳が近く、それほど音量を上げる必要がありません。
結果、両者ちょうど良い音量で聞いているときは、K701の方が音漏れの音量は大きくなります。

音は高音より、中高音の明瞭さが印象的です。
低域はホントに必要最小限です。
アタック感の無い柔らかい低域で、しかも量も控えめ、全然主張がありません。
ちょっとでも低音が欲しいなーと思ったり、低音多めのヘッドホンから移り変わってくると、物足りなさに襲われてしまうことでしょう。
しばらく聞いていると慣れますけどね、慣れは重要です。
中音はやや他の帯域に比べると多めで鮮やか。
低域が少ないので邪魔するものは何もありません、ボーカルがとてもはっきり聴こえます。
中高音が一番目立ち、高音の高い音になるにつれて少しずつ減衰しているみたいです。
あんまり高い音をキンキンさせてる様子は無く、優しい高音です。
音場は特別広さを強調する気はありませんが窮屈に感じることもまずありません、非常に開放的でふわっと音が広がります。
全体的にエッジが立たず、優しい反面ややクリアネスにかける音色。
艶とか綺麗さを特別演出している感じはせず、結構素のままの音が出てます。
音色にしても音場にしても、別段うおっと思うような特色は感じなくて、癖が薄いなあと思います。
あんまり音に特徴を感じさせないように作ったのかなあ。
強いて良さを感じるところと言えば、弦楽器の響きがとても優しく美しいところでしょうか。
反面悪さを上げるなら、低音が軽すぎて流石にロックには厳しいというところ。
他のジャンルに関しては、ほとんどこの音を気に入るかどうかで聞けるかどうかが決まると思います。
どんな音楽もふわふわ軽~い音に変換されますから、そういう音もアリだなと思って聴くと、どんなジャンルも何とも心地よく感じます。
周波数帯域に癖が少ないのでどのジャンルにおいても不自然な音になることはありません。

HD600と比較すると、
HD600は低音に力感があり、音に厚みを感じますし、高音は非常に伸びやかで艶やか、ボーカルも艶っぽい美しい響きです、繊細さもあります。
K701はあっさりとした響き、厚みは無く、高音は伸びは良いですが若干素っ気無い感じがします、ボーカルも同等です。
オーディオ的に非常に優れた表現を持つHD600に比べると、K701はちょっと着色が無くて味気ない気がします。
ですがHD600はその高級オーディオっぽい表現ゆえ、少し音が重くて暗い印象を受けます。
K701は反面、軽くて明るい音なので、開放的な音色が楽しめます。
基本的にはHD600の方が聴き応えがありますが、HD600では重苦しいなとか、もうちょい明るく聴きたいなと感じたらK701が良いです。
どちらが優れていると言うよりは、そのときの気分で使い分けするのが楽しいです。

DT990PROと比較すると、
DT990PROはドンシャリで低音は非常に多く、高音はシャリシャリで刺激的な音を出します。
K701に比べると暗くて閉塞的な印象を抱きますが、力強さはDT990PROが非常に良いです。
DT990PROは音楽のジャンルを選びますので、基本的にはK701を使い、刺激や力強さに物足りなさを感じたらDT990PROに変えると良いでしょう。

SR325iと比べると、
SR325iも基本的に鮮やかな音を出すのですが、K701から乗り換えるとボーカルが引っ込み気味でやや暗い印象すら抱きます、低音は量感豊かに出ます。
SR325iは音が耳の横で定位するので広がりが悪いように感じます、K701は音の広がりに関してはまるでストレスがありません。
ボーカルの質感はSr325iの方が細部の表現に優れていて良いと感じます。
ノリの良さならSR325i、気持ちよさならK701。
SR325iは主にロックが得意なので、ちょううどK701の苦手ジャンルをカバーするように使え、使い分けに向いてます。


HD595と比較すると、
HD595はHD650に比べると低音が少なくすっきり系と言われていますが、K701と比べるとまだまだ低音が芳醇なのがよく分かります。
HD595で少し伸びが悪いなあ、もう少し音をはっきり描いて欲しいなと感じたらK701が良いです。
う~ん、ちょっと使い分けが難しい2機種ですな…。

簡単に特色をまとめるなら、あんまり媚びた音を出さず、あくまで素に構えたヘッドホン。
BGMに音楽を流すのに良い機種かも知れないですね。
でも装着感は悪い。
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